東京深川芭蕉庵跡から浅草を抜け、千住矢立て初めの地から日光街道を北上し草加宿、室の八嶋、間々田八幡宮と通り、例幣使街道から笠塚、日光、黒羽、那須湯元、遊行柳と通り、白河の関へと到達する【日光路】です。
東京深川芭蕉庵跡から浅草を抜け、千住矢立て初めの地から日光街道を北上し草加宿、室の八嶋、間々田八幡宮と通り、例幣使街道から笠塚、日光、黒羽、那須湯元、遊行柳と通り、白河の関へと到達する【日光路】です。
出発地近くの「江東区芭蕉記念館」でツアーの説明と、俳句講座を受講していただきます。E-Bikeの操作や道路交通法に基づいた走行ルールやマナーの確認と、おくのほそ道を辿る道中で、皆さんにも実際に俳句を詠んでいただくうえでの心得とルールを学びます。
東京深川の芭蕉庵跡にある芭蕉稲荷で旅の安全を祈願しスタート。浅草寺に立ち寄り、その後芭蕉が舟を降り本格的に歩き始めた千住「矢立て初めの地」を訪問。そこから美しい松林が続く草加宿を経由して春日部に入り、東陽寺へ向かいます。
行く春や 鳥啼魚(とりなきうお)の 目は泪(なみだ)【千住にて】
史実でおくのほそ道初日に芭蕉らが宿泊されたと言われる小淵山観音院に。利根川を渡り栃木県小山市にある間々田八幡宮を経由して芭蕉も訪れた歌枕で有名な「室の八嶋」に向かいます。
芭蕉を慕う地元民が芭蕉亡き後、彼の置いていった古笠を埋めて供養した「笠塚」のある光太寺を訪問。そこから例幣使街道を通り日光へ向かい、東照宮、輪王寺、二荒山神社を参拝します。
あらたふと 青葉若葉の 日の光【日光にて】
日光から矢板を経由して、芭蕉が道中一番長期となる13日間滞在した黒羽に向かいます。日程の中日となるこの日は、芦野温泉泊として疲れを癒します。
夏山に 足駄(あしだ)を拝む 首途哉(かどでかな)【黒羽にて】
芦野温泉から雲巌寺へ。そこから那須街道を登り、標高860m付近にある九尾の狐伝説で有名な殺生石(せっしょうせき)と温泉神社を目指します。
木啄(きつつき)も 庵(いお)は破らず 夏木立(なつこだち)【雲巌寺にて】
芦野の歌枕の地「遊行柳」(ゆぎょうやなぎ)を経由して、奥州の玄関口「白河の関」へ。ここから奥州路へと移り、芭蕉が8日間滞在した須賀川に立ち寄り郡山まで向かいます。
田一枚 植(うゑ)て立ち去る 柳かな【遊行柳にて】
監修 山本 陽史(山形大学学術研究院教授)
本プロジェクトは、文化庁「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」採択事業です。
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